【日本熊種類を徹底解説】生態と見分け方ガイド

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はじめに

日本には2種類の野生の熊が生息しています。ひとつは本州以南に生息するツキノワグマ、もうひとつは北海道に生息するヒグマです。どちらも自然界の頂点に立つ存在でありながら、人間との共存が求められる存在でもあります。この記事では、それぞれの特徴や違い、生息地域や遭遇時の対処法までをわかりやすく解説します。アウトドアや登山を楽しむ方にとって、熊の知識は命を守る知恵にもなります。


日本にいる熊の種類は2種類

ツキノワグマ(本州・四国に生息)

ツキノワグマは、胸にある白い月の輪のような模様が特徴です。体長は約120〜140cm、体重はメスで60〜80kg、オスで100kg前後と比較的小型です。本州、四国に分布しており、九州ではすでに絶滅したとされています。

ツキノワグマは基本的に臆病な性格で、人間の気配を感じると逃げることが多いです。しかし、
子育て中の母熊や餌が不足している季節には人里に出没することもあり、注意が必要です。

▶ ツキノワグマに関する情報はこちら

環境省 自然環境保全基礎調査

ヒグマ(北海道全域に分布)

ヒグマはツキノワグマよりも大きく、体長は200cm前後、体重はオスで300kgを超えることもあります。北海道の山岳地帯から森林、時には人里近くまで広範囲に出没します。性格は荒く、遭遇すると非常に危険です。

ヒグマは肉食の傾向が強く、鮭などの動物性タンパクも好みますが、果実や木の実も食べます。繁殖期は初夏で、冬になると冬眠に入ります。


ツキノワグマとヒグマの違い

見た目と大きさの違い

ヒグマのほうが圧倒的に大きく、がっしりとした体つきをしています。ツキノワグマは肩のラインがなだらかで、ヒグマは肩にコブのような隆起が見られます。また、毛色もツキノワグマは黒に近く、ヒグマは茶褐色〜黒褐色と個体差があります。

生息地の違い

  • ツキノワグマ:本州(特に中部・近畿・東北)、四国

  • ヒグマ:北海道全域

日本での熊被害の多くは北海道のヒグマによるもので、行動範囲も広く、対策が強化されています。
  ※近年は全国に被害が拡大しているので、注意が必要です。

性格と遭遇リスク

ヒグマは人間に対して攻撃性が高く、出会った際の危険度も高いです。ツキノワグマは臆病な性格ですが、不意に出会うとパニックを起こして襲ってくることもあります。どちらも野生動物であることを忘れてはいけません。


熊に出会わないための行動と対策

熊鈴やラジオの活用

登山や山歩きでは熊鈴や携帯ラジオを使用して、人の存在を熊に知らせることが有効です。
熊は人間の存在に気づくと基本的には避けてくれるため、音を出しながら歩くことが重要です。

早朝・夕方の行動を避ける

熊の活動が活発になるのは主に早朝と夕方です。この時間帯に山に入るのは避けるか、特に注意
して行動しましょう。

ゴミや食べ物の管理

熊は非常に嗅覚が優れており、人間の食べ物に引き寄せられます。山小屋やキャンプ地では食べ物を放置せず、密閉容器で保管することが大切です。

▶ 登山者向け熊対策グッズ一覧

モンベル公式サイト


もし熊に遭遇してしまったら

慌てず、背を向けずにゆっくり後退

熊に遭遇した場合、走って逃げるのは厳禁です。背を向けず、目を見ながらゆっくりと後退しま
しょう。多くの場合、熊は追ってきません。

熊撃退スプレーの携帯

北海道や東北の一部地域では、熊撃退スプレーの携帯が推奨されています。安全栓を外す準備を
しておくことで、いざというときに対応できます。

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まとめ

日本に生息する熊はツキノワグマとヒグマの2種類のみです。地域や性格、生態に違いがあり、それぞれに合った対策が必要です。近年は熊の生息域と人間の生活圏が重なることも増え、遭遇リスクが高まっています。

山に入る際は熊の存在を意識し、音を出す・食べ物を管理する・適切な装備を持つといった基本的な対策を徹底しましょう。熊の生態を正しく理解し、自然と共存できる知識を身につけることが、私たちの安全にもつながります。これから登山やキャンプを予定している方は、ぜひ熊に関する
知識と対策を深めておきましょう。

 

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